Graudi誕生秘話
デザイン会社に勤めていた1989年に、家族と行った名古屋「世界デザイン博覧会(1989年7月15日〜11月26日)」で、建築家アントニオ・ガウディの名前を知る。さらに「ガウディの城」というブースに展示されていた「カサ・ミラ」の煙突(原寸大レプリカ)を目にして衝撃を受けた。
「これが煙突なのか…」煙突にさえもこれほどの存在感を与えることができるデザインの素晴らしさ。建築家とグラフィック・デザイナー。職種は違えども、想像力は同じである。その時から「ガウディ」を強烈に意識するようになった。そして、
「いつかはガウディのように“力湧き出たような存在感のあるデザイン”が提案できるグラフィック・デザイナーになる」そう決心したのである。
宇都宮市内のデザイン会社、広告代理店、印刷会社で働いて「世界デザイン博覧会」の8年後の1997年1月6日にデザイン事務所を創業する。今までお世話になったいくつかの会社さんには大変お世話になり感謝しています。そこで学んだことはいまだに私のデザイン生活の核になっています。
屋号を決めるにあたり、大変悩んだ。シンプルに「髙瀬デザイン事務所」にするか。当時回ってきた高校の同窓会名簿には、この屋号を書いてしまった。考えに考えてやっと思いついた名前。それが「ガウディ×グラフィックデザイン」それが「有限会社グラウディ」です。